以前にもこの話題は書いたかもしれないが、少し進展があったので、また書いてみることに。
まず、Macで 「Shift + Command + 5」を同時に押した場合に、全画面または範囲指定した場所の画面キャプチャまたは録画ができるというのは、わりと最近は知られていることだと思う。かつては目的別(範囲指定するか全画面かアプリの枠を指定するか)に、ショートカットのコマンドが違った。最近は shift + command + 5 でぜんぶできる。便利だ。
そして、たとえばだが目の前で動画が流れている場合。これを録画するには、単にそのコマンドで範囲指定してもだめなのである。音がはいらない。
音を入れて動画を収録するには、サウンドの出力を変更して、(自分の周辺ではなく)Mac内の音を動画に送る必要がある。これは以前のMac OSでは、soundflowerというたいへん知られたユーティリティソフトがあり、それを使うことで可能だった。
だが、MacOSもCatalina以降になると、このsounflowerが使えないらしいと聞き、ネットで調べてBlackHoleというソフトをダウンロードして、使っていた。
ここまでは、もしかしたら以前に書いたような気がする。
(ちなみにBlackHoleのインストールについては、こちらがわかりやすい → やじうまミニレビュー 2020年7月3日 Macのオーディオ拡張ドライバでプレイ動画、ビデオ会議を音声付きでそのまま録画!)
もし、動画に音を入れて収録したいだけならば、これをインストールして、収録直前にシステム環境設定の「サウンド」から、出力をBlackHoleに変更しておけば、録画される。
で、わたしはこれまでこの方法だった。
だがこの方法だと、あとで録画を見る分にはいいのだが、その場でも同時に見たい場合には、パソコンは無音なのである。なんとも不便で、つまらない。
(ただ上記リンクを最後まで読めば、それは回避できるのだが、昨日までのわたしはそこまで理解が進んでいない段階だった)
さらに、もしこれがオンライン会議で、参加しながら録画もしたいし、指名されるかもしれないといった場合には、自分には聞こえていないことになるので、参加はかなり困難となる。
こちらも、とても参考になる → 2020年4月8日 zoom公式の機能を使わず、配信を(こっそり)録画する方法
LadioCastをインストールすることで、聞きながら録画もできる状態になる。
ここで、あらためて上記のやじうまミニレビューを最後まで丁寧に読む。
自分が発言を求められたら参加もしながら録画という場合には、上記リンクのページで最後のほうにある「機器セット」を設定すれば、可能になる。
インターネットは、ほんとうに便利だ。だいたいのことは、先に苦労した人が教えてくれる。ありがたい。
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2021.03.19 追記
Shift + Command + 5 で画面収録をする場合、その画面で表示される「オプション」のほうで入力方法を選ばないかぎり、サウンド環境設定で選んでも変更されない。出力はサウンド環境設定で選んだ方法が使用されるが、入力はこの画面収録での「オプション」で選ばないと、反映されない。