高さのある食パンというのは、難しい

 高円寺の駅に食パンのお店「みるく」が来ていたので、ひとつ購入してみた。いちばん安いものでも756円だったが、パンはけっこう好きだし、食パンは作るのが難しいので、見かけたら買ってしまうことが多い。

 今年の春に楽天で「お店で買うみたいな食パンが焼ける型」を買った。そのときは特価だったが半月後に値上がりしたので、買っておいてよかったとは思ったが——とにかく難しくて。パンといえば食事パンばかりを作っているわたしが、7回挑戦してついに一度も納得がいく食パンができず、現在この型はお蔵入り。

(浅井商店さんのオリジナル商品、画像は楽天から)

 店で売られている食パンに、みなさんぜひ感動してもらいたい。あれはぜったい、たいへんなのだ。

 わたしの場合は国産小麦(縦方向に釜伸びさせるのはけっこうたいへん)、自家製酵母、手ごねとニーダーの併用(ブラウンのハンディミキサーにニーダーのフックを付けて使う)、という具合なので、ネット上にあまり参考になるデータがなかったことも事実だが、曲がりなりにもパンを焼きつづけて10年以上、名ばかりとはいえ製菓衛生師の資格保持者、そのわたしが「7回やってだめだった」というのは、もうかなりのショックである。

 いつか、ふたたび挑戦してみたい気もするが、失敗したときに気が滅入るので、やはり食パンは買ってしまうのがよいかもしれない。
(普段は高さのさほどない食パンを焼いている)

投稿者: mikimaru

2021年現在「バウムの書」、「お菓子屋さん応援サイトmikimarche」などのサイト運営に、力を入れています。 かつててのひら怪談というシリーズに参加していたアマチュア物書き、いちおう製菓衛生師の資格を持っています。 バウムクーヘン関連や、昔からの知人には、「ちぇり」もしくは 「ちぇり/mikimaru」を名乗っています。