1ヶ月ほど前になるが、田舎の家に日帰りした。50年くらい前から使っていそうな食卓がそのままあった。途中で一度は建て替えがあったはずだが、その際にどこかにしまって、建て替えが済むとまた並べたのだろう。壊れないかぎりはそれを使う、捨てる理由もないからということなのだろうが、物持ちのよさに驚いた。
さて、家具のサブスクというものがあるそうだ。引っ越しが多い世帯にはよいかもしれない。数年で引っ越しする場合には、社宅などで家具付きという場合は別だろうが、その家にあったサイズの家具を揃えるのはたいへんである。
数百円〜数千円の月額料金と、家具そのもののレンタル月額料金がかかるのだそうだが、説明を読んでいるかぎりでは、到着するのはほぼ新品らしい。テーブルやベッドなど大きなものは1年くらい使う人も多いだろうから、それである程度の元が取れるのだろう。また、最低でも数ヶ月はその商品を使ってくれという約束があるようなので、頻繁に納品しては持ち帰る(あるいは交換する)という手間が、軽減できるのだろう。
使ってみて、けっきょく「このまま買い取れませんか、これ気に入っているので」という人も出てくるのではないかと思うが、そういったことも対応しているのだろうか。
そういえば小さなお子さんのいるご家庭向けに、おもちゃのサブスクというのもあるらしい。子供が同じおもちゃで遊ぶのは数ヶ月のみと仮定すれば、次から次にレンタルできるのはほんとうにありがたいことだろう。所有すると手放すタイミングが難しいが、最初からレンタルならば、収納の悩みが軽減されるに違いない。