ときおり(いや、いつもかもしれないが)考えても仕方ないことを思いっきり時間をかけて検索する。今日は自販機だ。
暑い日に近所を歩いていて「この家の隅にある自販機は、種類はなかなかだが取り扱いが現金だけだ」やら、「金額は安いのが多いが飲みたいのがない」やら、あれこれ考えることがある。
以前は、設置場所を提供した人が、電気代を出したほかに掃除をしたり点検などもおこなうのだろうと思っていた。家庭ゴミを持ってくるアホがいたらどうしたらいいのだろうと余計なお世話にまで思いを馳せ、悩んだことがある。
あらためて検索してみると、掃除や機材の点検、商品補充などをすべてまかせる契約方法をとれば、月に数千円の電気代を払うだけでいいらしい。あるいは、自分で機材を仕入れて設置工事の手配もし、飲み物は通販等で買って自分で補充——というパターンも可能らしい。一度に何台も設置するとか、何年もやるのであれば前者より利益は高いかと思うが、根性が必要になりそうだ。
また、屋内設置でカップ式(たとえばボタンを押すとコーヒーができる)などは、機材の業者さんを通じて喫茶店の許可を取らないといけないようだ。屋外であのタイプを設置するのは衛生的に問題が生じるということなのだろう。屋内となると、屋外設置の飲料自販機のように不特定多数がふらっと利用することはあり得ないので、オフィスや学校など確実に利用者が存在し、かつ購入されたものが屋内ですぐ消費されることが前提となる。保健所としては、おそらくどこの都道府県でも、喫茶店の扱いにするのは自然のことだ。
家のすぐ近くに、安価で、商品のラインナップが充実していて、かつ電子マネーが使える自販機が登場する日まで、わたしはこうしてふらっと「自販機について」などを検索しつづけるのだろう。
そうこうするうち、冷凍食品やら、焼き菓子の自販機についても調べはじめるのだろうな。