おそらく70年代くらい。昼間に放送していた(つまり子供でも見ていい時間帯の)クイズ番組ではないかと思うのだが、解答できないと、大きな水槽に溜めてある泡の中に参加者が落とされる。参加者はクイズ中に水槽の上の板に座らされていて、答えを間違えると中央が割れるので、泡に落ちるのだ。
いや、もしかすると、本人が間違える云々ではなく、仲間がなにかを達成できないと落とされるのだったか…?
たまたま見た回なのか、いつもなのか、晴れ着の女性が泡に落とされて「これ、クリーニングできるんだろうか」と、思い出すたびにぞっとした思い出もある。着物は高いんだぞ、と。
最近やたらと記憶が曖昧である。つい最近も「あの哀れで悲惨な話は、どこの文学作品だったか」と検索しまくったら、岩井志麻子の短編集「ぼっけぇきょうてえ」にあった話だった。それを思い出すまでは、とてつもなく難しい書籍名や著者名が頭を駆け巡ったのだが、岩井志麻子氏だったとは。