今回の衆院選は、かなり投票率が低かったとのこと。最終的な数字はまだ得ていないが、6割に満たなかったという話もある。
若い世代は、あまり投票に行かないものかもしれない。
わたしも自分のことを思えば、20代のころは投票にさほど熱心でなかなかった。
だが一緒に暮らす人間ができて、家族や、いろいろなことを考えるようになり、政治や福祉、行政に目が向く機会が増えてきた。世の中がおかしいと思うことも多々あり、投票に行かねばと、強く思うようになった。
ジジババ世代は、こう言っては失礼だが、今後の政治がどう動いても、あまりそれを実感できるほどの年数を生きられないし、受ける影響も少ない。だが若い世代は違う。10年20年のスパンで考えれば、彼らが中高年になったとき、あるいは高齢者になったときの世の中は、いまから関心をもっておかねば、間に合わない。何かを実感するころに動いても、対策が後手後手にまわってしまう。
若い世代に、政治に関心をもってもらうには、どうしたらいいのだろう。
これなら関心が高まる、これなら投票に行きたくなるという状況を、真剣に考えていかねばならないと思うが、それはもちろん政治家主導ではない。民間だろう。
政治家は「誰であれ、投票率が高かろうが低かろうが、そのとき投票してくれる人がお客様」であり、投票率が低ければ保守的な政党が得をするようにできている。民間から、何らかの動きが必要だが、よいアイディアはないものだろうか。