Kindleで漫画を買った。これはわたしにとっては珍しいことだ。
わたしは漫画をあまり読まないし、わたしが日本人とわかるとアニメの話を喜ぶと考え話題を振ってくる外国の諸氏には申し訳ないが、アニメも好きではない(どちらかといえば「嫌い」寄りのレベル)。だが子供のころに漫画はよく読んだ。理由はわたしの周囲に年上が多く、わたしはそれら人々(キョウダイや上級生ら)が貸し借りしている漫画を、手にとっていたからだ。
少年ジャンプ、別冊マーガレットなどはその方面経由で読んでいたはずだ。少年マガジンを読む人はあまりいなかったのでマガジンには疎い。つのだじろうの「恐怖新聞」や「うしろの百太郎」も連載時にはチェックできていなかったのは、そういう事情である。また知人の姉が「花とゆめ」などの雑誌を読んでいたので、バレエ漫画の「アラベスク」あたりは多少わかる。
もっとも、周囲の同級生らはもう少し子供向けのものを読んでいたため、それら内容について語り合う相手が多くなかった。誰かと何度も話をすれば記憶に残りやすいのだろうが、自分のものではない年上用の漫画を読んでいたので、語り合う相手がなく記憶も定着しなかったのだろう。
おかげで何年も経ってから「あの漫画はなんだったのだろう」と、悩むこともしばしば。以前にこのブログでも書いた福原ヒロ子の「ステンドグラス」を何年もかけて探してしまったわけだが、ああいう解決は奇跡に近い。
で、実は別の漫画が気になっているのだ。何年も前から検索している。そして検索すると何度でも「一条ゆかりのティータイムでは」と結果が出る——。仕方ないので、前後編880円かけてKindle版を2冊買ってしまった。だがどうも違う。もともと一条ゆかりという人には何の思い入れもないし読んだ記憶もないのだ。おそらく記憶が同時期の何冊分も混じってしまっているのだろう。
その漫画のシーンは、こんな感じである。(おそらく同時期の数冊分がごっちゃになっている)
金持ちな雰囲気の美少年「紫苑(しおん)」が出てくる。年齢は高校生くらいか? さほど金持ちではない友達(同級くらいの年齢の男女)もいる。さて、森の別荘地のようなところで、紫苑はくるくる巻き毛の金持ち女と散歩している。紫苑は気もそぞろだ。あまりその人のことを好きではないか、何らかの理由で上の空なのだろう。女が「喉が渇いたからどこで休みましょうか。ホテルの喫茶室か、店にはいるか…」と言いかけるが、紫苑は違うことを考えている。すると女は「紫苑、わたくしは喉が渇いたと言ったのよ」と詰め寄る。そんなシーンだった。
だが、紫苑という少年で検索し、しかも時代が70年代後半くらいと限定すると、上記の通り一条ゆかりのティータイムが出るのである。ぜんぜん違った。ああ、困った。
何年かしたら、この謎は解けるのだろうか。ステンドグラスのときのように?
参考リンク(広告を含みます):
○ Amazon 電子書籍: 一条ゆかり ティータイム (前編) / (後編)
○ Amazon 電子書籍: 福原ヒロ子 ステンドグラス
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