辻口博啓シェフ率いるマリアージュ・ドゥ・ファリーヌ。同氏のブランドは、ほかに自由が丘ロール、コンフィチュールアッシュ、和楽紅屋…とにかくいろいろあるが、マリアージュ・ドゥ・ファリーヌはパンと菓子を広く扱うブランドらしい。
もっとも、JR三鷹駅構内の今月のスイーツでやってきているかぎりでは、パン類はまったくなかった。バウムなどの焼き菓子と、いくつかの種類の生菓子。そしてなぜかバウムに関してはコンフィチュールアッシュのものも一緒におかれていた。
(ただし、わたしの事前リサーチによれば、このガトーピレネー以外のバウム、たとえばコンフィチュールアッシュのブランド「駒沢バウムクーヘン」などは、バターよりショートニングのほうを多めに使用)
さて、こちら。袋入りのものは1260円(公式サイトの通販では1115円)、箱入りは1545円(公式サイトには箱入りの記載なし)。材料は、油脂はバターのみで文句なし。事前に知人が購入し、ラベルを見せてくださっていたので、駒沢バウムらしきチョコレート生地のバウム試食はきっぱりとお断りし、これだけを購入。
(先に買って情報をくださったMさん、ありがとう ^^;)
重さ314g / 直径 12cm / 中心円 5cm / 高さ 7cm
けっこう中味はやわらかい。周囲のフォンダンが厚くて固めなので、それで形をたもっている。つまり、長い状態からこの分量に切り分けるときに、お店の人はそうとうよいナイフでスパッと切っているか、あるいはフォンダンがまだ少しやわらかい段階を選んでいるのかも、と思う。
わがしが普通のパンナイフで普通に切ったら、少しフォンダンが崩れた(^^;。
(波型の刃のパンナイフは研がないほうがいいという考え方もあるので、どうしたらいいものやら…研ぎたいなぁ、研いじゃおうかな?)
さて、お味。
甘さと香りを引き立てるためなのかどうか、有塩バターかと思うほど塩が利いていた。原材料を見たところ、どうやら塩がはいっているようだ。オレンジの香りがする。
口触り、香り、切るときの(周辺が固く中味がやわらかな)手応えが、オーボンヴュータンのガトーピレネーを思い出させた。まぁ、同じ名前を名乗るのだから雰囲気が近く感じても当然かもしれないが、誤解のないように書けば、食べるときの雰囲気と漂う品格は、だんぜんオーボンヴュータンだろう。
それにしても、これだけの原材料でこのお値段、なかなかのものではないかと思う。
原材料:
卵、バター、砂糖、米粉、澱粉、もち米粉、オレンジ、塩、ベーキングパウダー、転化糖、ウォッカ、香料
日持ちは約1週間。
参考リンク:
○ マリアージュ・ドゥ・ファリーヌ – 公式サイト。(移転のためリンク消去)
○ 楽天市場でバターを使ったバウムクーヘンを新着順に見る
○ バウムの書 – バウムクーヘン探しの一助にどうぞ。