バナナに助けられる

 月曜日は接種の副反応で動けず、火曜日は出かけようと思っていたところ急な眠気で半日ほど寝てしまい、そしえ水曜日こそはと考えていたのに喉と鼻が怪しくなってきた。そういえば家族から「喉の調子が悪い」という話を聞かされていたので、もしや風邪がうつったのか。

 ねんのために水曜日を安静にしていたところ、木曜日…朝から喉が痛くてたまらない。トローチと、喉からくる風邪に効くという市販薬で対抗したつもりだが、気持ちに不安があり、心細く「このままずっと家から出られない病人になるのではないか」など、考えはじめる(←大げさに聞こえるかもしれないが、人間は体調をくずすと、おおむねこんな感じではないだろうか)。

 幸いなことに配達も何も予定がない日だったため、1日しっかりと横になり、ときどき手近なものを飲み食いしてすごした。
 昼までは微熱もあったが、午後遅くには、だいぶ症状が改善。

 役に立ったのは、意外にもバナナ。普段あまり食べないのだが、水曜日のネットスーパー配達にバナナを入れてみたところ、食べ頃で大きめの5本がやってきたのだ。半分食べたり、1本食べたりと、台所を通るたびに重宝した。それから以前に買い置きしていたチオビタドリンクも、2回ほどお世話に。

 木曜日の夜には頭も冴えてきた。よかった。

 ふたり暮らしの家であってもこれだけ不安があったのだから、ひとり暮らしで、しかも新型コロナと診断されている人は、どれだけおつらいだろうとの思いを新たにした。

(注: 家族はいつもの通りに食事を作ってくれようとしたのだが、わたしが普段と同じものをなかなか食べられず、それでバナナに頼ったという展開である)