食べ物の旬

 これまで、11月下旬くらいを目安にシュトレンを焼き、12月のクリスマスころにケーキとローストチキン、年末ぎりぎりにおせちを作り、1月6日ころピティビエ(ガレットデロワのフェーブ抜き)を焼いている程度で、何月だからこれを作ろうなどを、あまり意識してこなかった。
 強いていえば、たまたま店で見かければ筍ご飯、栗おこわを作ることはあっても、何月だから作らねばと思ってやっているわけではない。

 だが先日、たまたま美瑛産のアスパラガスの通販を目にした。数時間のみ悩んで「美味しいらしいから」と注文したところ、その日が予約最終日だった。あと半日以上迷っていたらもう買えないところだったが、昨日無事にわが家に到着。1kgもあるので二日連続で食べているが、まだ終わらない。早めにゆでてしまい、タッパーで保存するのが無難かもしれない。明日はそうしよう。

 そしてこれは昨日の日曜日だったと思うのだが、スーパーで青梅と氷砂糖が売られていて「梅酒を作るのは楽しいかもしれないが、梅を食べるのがめんどくさい」と、通過して帰宅したときのこと。ネットを見ていると目の前で知人Aが「梅シロップを仕込んだ」と書いている。うらやましいなと思っていると、つづいて知人Bが「ラム酒で梅を仕込んだ」と書いている。うらやましいが、やはり梅を食べるのが面倒だからと家の者に言うと、ぼりぼり食べればいいのではと、即答された。

 そして今日、出先で別のスーパーに寄った際に目の前に青梅が。そして氷砂糖も。
 だがその売り場では、容器が売り切れていた。家には密封できない普通の広口瓶ならいくつかあるし、密封できるが素材がプラスチックのものもある、だがアルコールを入れるのだからプラスチックはちょっと問題ではと迷いつつ、梅と砂糖だけ買って帰宅。

 けっきょく、家にあるラム酒もあまり量が多くなかったため、お手頃価格のラム酒1本と、果実酒ができそうな容器をヨドバシに注文。明日には届くだろう。

 注文した分はお試しサイズなので、買った梅の全量には使えないはずだ。
 明日あたり、別の容器と別の酒を、ねんのため近所で探してみる。工夫して、梅を漬けてみようと思う。

 

最後の国産リッツ(保存缶)

 70年代からヤマザキナビスコが日本国内で作っていたリッツは、2016年に終了となった。当時それを惜しんで5年保存のリッツ缶を購入したのが、以前から狙っていた「リッツを食べるオフ会」が、昨今の事情で開催できずに困っている。そうこうするうちに、2021年7月が賞味期限。

 予定では、去年までときどきやっていた「バウムの会」の用件で会場をおさえ、その前後の時間に国産リッツ希望者さんに顔を出してもらって、食べるなり持ち帰るなりしていただこうと考えていた。

 だが去年からのコロナ禍。集まるどころの騒ぎではないが、大きな缶なので、数名以上で分け合いたいと、ずっと思っていた。中は20枚以上はいったものが5パックという話であり、わが家で食べきれるものではない。だがいくら事情が事情だからといって、賞味期限が過ぎてからの集まりに持参できるほど、わたしの神経は太くない。

 開封したらその日のうちに食べてもらわなければならないから、ラップで10枚ずつ程度をくるんで持ち帰ってもらうのがいいかと思っていたが、この時期は、うぅむ。

 さて困った。やはり自宅で、賞味期限が過ぎてからも、ちびちび食べるとしようか。

「石炭やきそば」というものを見かけた

 スーパーで、日曜に北海道フェアが終わったのか、月曜日になって少し商品が残って割引マークがついていた。その中で見つけたのが「石炭やきそば」。真っ黒な麺である。

 ふたつ、驚いたこと。
○ ご丁寧に「石炭は、はいっていません」と書いてある(^o^) ← 普通、はいってない!!
○ フライパンで炒めても美味しくいただけますと、書いてある(^o^) ← それ以外にどう食えと〜。

 商品の写真と説明は、こちらの通販サイトに → 北市ドットコム: 角屋の石炭やきそば 5食入り【美唄角屋(かどや)】

 えーっ、ここにも書いてあるよ。おやつのようにそのまま、あるいは炒めても。

 ——いや、ぜったい炒める。このままというのは、ビジュアル的に勇気が要りそうだ。炒めよう、炒める。炒めたとき、炒めれば、炒めよ。
 ともあれ、美味だったら、どこかに感想を書く予定。

浦島太郎にも、ほどがあった

 今日は阿佐ヶ谷に出かけて大急ぎで買い物を済ませたのだが、バーガーキングを買って帰ることになった。夕食時間帯にはまだ早かったため、食べるころには冷めてしまったが、やはりハンバーガーというのは、たまに食べると美味しい。

 実は数年前まで、お茶の水に出かけるとかならず買って帰っていたのが、クアアイナ。そのころは、渋谷や、東京駅近くのビル、あるいはいつも買っていたお茶の水くらいしか、買える場所がなかった。お茶の水から高円寺というのはけっこう食べ物が冷める距離だが、それでも買って帰った。
(原則として外食は好きではなく、たいていのものは持ち帰るのである。コロナ禍とは無関係で、ずっとそうだった)

 そして先ほど「クアアイナは、最近はどこに店があるんだろう」と検索をすると、なんと新宿駅のルミネエスト8階に店があるというではないか。

 事前にアプリ等で予約して受けとるか、デリバリーサービスを利用した配達もあるらしい。う〜、クアアイナも、ひさびさに食べたいぞ。

 だがいったん新宿に出るとなれば寄るところが多すぎるので、テイクアウトしてすぐ持ち帰るわけにもいかない。そしてデリバリーは自転車にすれすれの距離で通過されて怖い思いをしたことがあるので、個人的には頼みたくない。困ったな。やはり、用事を終えて帰る直前のタイミングでテイクアウトか?

 あれほど好きだった新宿に、この1年で、おそらく2〜3回しか出かけていないのではないかと思う。
 すっかり浦島太郎状態である。

自家製、春のパン祭り

 先月だが、ポンカンを8個もらって、ひとつだけ傷みかけていたので、その半分をお茶の葉と一緒に水につけてパン酵母にしてみた。

 毎日こまめに様子を確認し、「いまだ」と思った二日間にわたり、大量のパンを焼いた。二日で使い切った。パンは大部分を冷凍した。だが勢いのある瞬間を見逃さずに焼いたものなので、解凍しても抜群に美味。

 普段は小麦酵母とコーヒー酵母を作っているが、これらは長くつないでいるから安定の発酵力とはいっても、やはり旬の酵母にはかなわない。

 今回は数日前から「ぶどうとお茶の葉」を容器に入れている。おそらくあと二日くらいで、かなりの勢いがついた酵母液が採れるはずだ。そのときはまたパンを一度にたくさん焼いて冷凍したい。

 なぜ毎回「お茶の葉」かというと、余っているのである。大量だ。高齢者がいる家(住んでいないが住民票はここにある)には敬老の品といって日本茶がやってきたり、わが家が趣味にしている新春の食品福袋では、一部の店で日本茶を入れてくる。普段はごくたまにしか飲まないので、余る。紅茶ならば夏にアイスティーをするが、冷蔵して飲むのはどちらかといえば麦茶で、やはりここでも出番は少ない。

 もうひとつの理由は、果物などを水につけたとき、小さな泡がはじまって、全体が発酵してくるまでのあだ、お茶の葉のように小さくて軽いものは、先に浮いてくるので発酵確認の目安になる。茶が浮いてくるころ、数時間から半日くらい遅れて果物も浮いてくるので、予定が立てやすい。

 さて、数日後にはパン祭りである。前回の写真も公開していないが、いつかどこかにまとめてパン祭り写真でも載せてみたい。

「米粉」とは…(粗いのか細かいのか)

 米粉という名称で販売されているものが、粉の細かさがよくわからなくて悩んでしまうことがある。

 これまでは、だんごなどの一般的な用件で「上新粉」を買い、きめの細かいものでは「上用粉(じょうようこ)」あるいは、同じものだが薯蕷饅頭を作るときの粉という意味で「薯蕷粉(じょうよこ)」という区別だった。これらは、うるち米で作られている。

 餅粉、白玉粉は、糯米から作る。餅粉は洗って乾燥させた糯米を挽いたもの、白玉粉は水に浸してやわらかくなった糯米を水に漬けながら挽き、沈殿したものを乾燥させたもの。(参考:埼玉県 御菓子司せきねさんの解説が詳しい

 だが、気になるのは、昨今の「米粉」である。これは人によっては粗いものを連想するだろう。たとえば天ぷらの衣に使うようなものは上新粉だ。だが人によっては、米粉パンという言葉があるのだからかなりきめ細やかな状態の粉に違いないと思うだろう。薯蕷粉レベルのものを期待して、米粉を買い求めるかもしれない。

 そして、ネットで検索しても、細かさについては各店の宣伝文句を参考にするしかないようだ。パンにどうぞと書いているお店や、クッキーにどうぞ、天ぷら粉にどうぞ。ううむ、悩ましい。しかも値段がまたピンキリである。

 実は昨日から実験で上新粉配合のパンを焼いている。上新粉のレベルでもかなりなめらかで、こねていて気持ちのよい手触りだ。だがたしか以前に出かけた製菓実習では、製パンには薯蕷粉を推奨していた。理由はわからない。よりなめらかなのだろうか。

 明日も米粉配合のパンを焼くが、今日の段階で言えることとしては、仕上がりの色合いが明るくて、端っこを食べてみたかぎりでは、美味である。今後もたまに焼いてみたいと考えているところだ。
 わたしは上新粉の細かさで十分なので、上新粉と同程度とわかるもので高すぎないものが見つかれば、購入してみたい。

バウムの書Wiki版、本日で10周年

 もう10年の月日が過ぎたとは、驚き以外の何物でもない。2011年2月6日に、わたしは「バウムの書」を開始した。

 本来なら大勢で使うものであろうWikiをインストールして、自分だけアクセスできるようにし、ひたすらオンラインでバウムクーヘンのデータを書く。それだけのサイトである。

 幸いなことに、開始後まもなくからバウムクーヘン愛好家のみなさんから情報をいただくことができて、自分だけではとても知りようがない遠い地方のバウムクーヘンや、短期間しか食べられない企画もののバウムクーヘンなどのさまざまなデータのみならず、ときには自宅宛に現物までいただくことができて(←後日きちんとお礼しています)、膨らんでいくデータを見るだけでも楽しい場所になった。自分が書いているから愛着があるというだけでなく、書いている中味は、データをくださったみなさんの小旅行やデパ地下めぐりによる「思い出のたまもの」であるのだから。

 その後、いくつかの掲示板運営を経て、バウムの書フォーラム(終了)、Facebook版「バウムの書」、コミュニティ「日々バウム」(初期のスタイルでは終了)、Twitter「日々バウム」、新規に作成した「バウムの書 and 日々バウム」、note出張所Instagram版など、場所を増やして現在にいたる。
 すべての場所には違う写真や話題を出しているが、どこをご覧になってデータをいただいた場合でも、最終的には「バウムの書(Wiki版)」にデータを集めている。

 開始した翌月に東日本大震災が発生したこともあり、活動の一部(得られた情報や掲示板への参加)をポイントとして計算し、集計して赤十字に義援金を送ることが数年つづいた。その後もチャリティバッグ販売を通じて国内の災害や東日本大震災に、気持ち程度の金額ではあるが、募金してきた。

 いったん事情により、2018年ころバウム活動そのものを停滞させたことがあったのだが、現在では、できるだけこまめに更新を心がけている。

 次の10年も、がんばっていきたい。

 また、新型コロナで飲食業が大打撃を受けているなか、少しでも菓子屋さんが元気になれるように、菓子店の話題には今後も目を光らせて、少しでも多くみなさんにご紹介していきたい。

 最後になったが、本日はひさびさにバウムクーヘンをまじめに撮影したので、それをご紹介して終わりにする。(深作農園さんの「ドイツバウム」という商品)

https://www.fukasaku-farm.com/fs/fukasaku/ger_baum

 原材料や感想は、のちほど「バウムの書 and 日々バウム」の掲示板に、貼りつけておくことにする。

 みなさま、今後とも、バウムの書をよろしくお願いいたします。

参考リンク:
○ 楽天市場で、バターを使ったバウムクーヘンを見る

自家製酵母パン: 理想まで、もう二歩くらいか

 おそらく10年くらいは、自家製酵母でパンを焼いている。だいたいは週に2回くらいだろうか。さすがに最近は場数を踏んだ甲斐あって、膨らみも見た目も、そこそこいい。

 ちなみに国産小麦で、自家製酵母で、手ごねで作っているので、経験された方はご存知かと思うが、ともすれば「ふっくらしない、やや目詰まり、すぐ固くなる」の三拍子揃ったものができてしまいやすい。

 最近、手ごね時間を長めにとるようにしたために釜のび(焼いている途中で大きくなる率)はよくなったし、焼き上がりの見た目もよいのだが、切ったときにやや目詰まりで、焼いた直後はともかくとして1日経過すると生食では固いという点は、あまり改善されていない。

 そのため、この組み合わせ(自家製酵母で国産小麦)は、油脂や副材料のシンプルなパンが向くと考える人も多い。だが最近はわたしの釜のびも改善されてきたし、次は、焼くまでの発酵時間などをうまく改善していけたら、副材料が多いパンでも、食べやすいものができるのではと思っている——もとい、願っている。

自家製パン

 このところの自家製酵母は、ずっとつないできた小麦酵母と、何年か前からはじめた珈琲酵母のブレンド。珈琲の香りがパンにつくので、それを避けたい場合は小麦酵母だけで焼くこともある。

参考リンク:
ほかにもたくさん持っていますが、2冊ほどご紹介。

卵の黄身の色は、黄色が好み

 卵は、かなり好きである。冬を中心に年に何回か、新潟の養鶏場からまとめ買いする。そこの店からは、殻が丈夫で中味が黄色い卵がやってくる。とても信頼しているお店だ。

 スーパーや一般的な食料品店で卵を見ていると、半数以上が「ビタミン強化」と書かれていて、パッケージに表示されている黄身の色がオレンジであり、実際に買ってみると、やはりオレンジ。

 これだけ高い割合でオレンジ色の卵が売られているということは、黄身の色が濃いほうが人気があるのだろうか。黄身の色は餌の種類や水分摂取量で決まる。黄色い餌を食べていても夏の暑さで水をたくさん飲めば白っぽい色合いになることもあるし、何色の餌であれ、飼料に色素が配合してあれば、黄身の色合いをコントロールすることもできるそうだ。

 あくまで見た目の問題ではあるだろうが、わたしは黄色い卵に食欲を感じる。黄身が黄色の卵を、できるだけ選んで購入している。

タルトタタンの思い出

 先日のガレットデロワで余ったタルト生地をラップにつつんで冷蔵庫に入れている。
 いつも思うが、この「生地の余った部分」が、ぴったり使えたためしがない。

 わずかな残りならば、パンでも焼くとき一緒にオーブンの隅で厚焼きクッキーのように焼いてしまえばいいのだが、たいていは「何か作れそうなほど」残る。そして何かに使った際、さらに「微妙に」残る。

 今回は、タルトタタンに使うのはどうかと思っている。あれならば煮た林檎を詰めた上に生地をおいて焼くだけなので、生地部分がつぎはぎだらけでもどうにか平らでありさえすれば、できあがってひっくり返したとき底になるので、見た目に大差ない。

 だが、それでももし余ったら…。それは考えないことにしておこう。

 タルトタタンは、ダブリンかロンドンか、どちらだか忘れてしまったが、フランス風のカフェがあったので、そこにはいって食べた記憶がある。メニューや店内の雰囲気がフランスっぽくて、ときおり「あれはパリだったか」と記憶が混乱するが、わたしでも店員さんと普通に話ができた気がするので、おそらく英語圏だったはずだ。

 ヨーロッパは好きだ。もうとうぶんの間は行けないだろうが、数回の旅行といえど、悪い思い出があまりない。とても楽しかった。

 さて、今回はタルトタタンで、タルト生地が終わりますように。