弁当の比率が高まっている

 11月中旬の盛岡1泊のころからとくに、あれこれと外出する用事が増えている。これまでは昼食用に弁当を購入することは週に1〜2回あるかないかだったのだが、このところ1日おきのようになったり、週によっては何日も連続してしまうことも。

 おおむね味が濃いのだが、帰宅後に家にあるものを温めて食べるにも限度があり、つい買ってしまう。そして購入が多かった週はプラスチックごみの量がかさばる。

 今日はネットスーパーの弁当。自分たちが外出帰りに買ってくる場合には、オーケー(格安スーパー)の税抜き299円弁当も常連である。

 なんとかそろそろ、弁当の比率を下げたい。加工品がつづくと、体が重いと感じることがある。

ついに「ビエネッタ」購入

 本年の11月9日付けで書いた「ビエネッタが見つからない」ののち、おふたりの方々から情報をいただき、まだ買えると信じて近所を見てまわっていたところ…

(前回の記事)

ビエネッタが見つからない

 …なんと、たまにいくオーケー(格安スーパー)高円寺店の注目品として、ケースにはいっていた。常時の販売をしているとは思えないのだが(たまに見ている店なので)、たまにあるのだろうか。すぐさま、バニラ味とティラミス味を購入。

 価格はオーケーの特売だけあって税抜き368円くらいだったと記憶(翌日訂正)税抜き346円だった。ナイフで好きな形にカットして食べるアイスクリームなので、少しだけ食べたいだけならば4〜5カットにしてさらにその半分を食べるくらいで、かなりお得感がある。オーケーはいつでもすべてが安いというのが売りの店で、宣伝費をかけたセールはしないのだから「特売」と書くと語弊があるが、たしか明るい色のペンで説明のポップが付いていたので、何らかの売り出し待遇でおすすめ品だったのだろう。

ヴィエネッタ2種類

 この商品の特徴は、薄いチョコレートの層が内側にあることで、カチカチになることなく、適度に空気をたもったまましゃりしゃりとアイスクリームが楽しめるというものだ。今回こうして買えたことだし、まだティラミス味のほうは開けていないので、しばらくはこれを食べていられる。なくなるころまでに、ほかの店にあるかどうかをさらに調査していこう。

 わたしは子供のころ数回食べたが、家族は初めてだったそうで、珍しがっていた。

参考リンク:
Amazonのセット(アフィリエイトリンク)
バニラ3個、ティラミス味3個

「おなめ」なるもの

 何年くらい前だっただろうか。だんだんと自分で買い物に行く回数が減り、体を動かして調理することも減ってきた実母が「おなめが食べたい」と、しみじみ言った。そんなに食べたいのならと、発酵食品のオタを自認するわたしはネットで調べ、麦麹を取り寄せ、自分なりに「きっとこれがおなめだ」と思うものを作って送った。

 自分では味見をしていないし、かりに味見をしたところでわたしは本来の味を知らないのだが、相手は発酵食品である。手違いをして腐らせることがないかぎりは美味なものができたのだろうと勝手に考えている。

 それから何週間かして電話すると「とっくに食べ終えてしまった」とのことで、それからしばらくのあいだは、年に数回のタイミングで、ある程度の量をまとめて送っていた。

 ただ、新鮮な状態で少しずつ買って食べるわけではなく、まとめて作った発酵食品なので量が多ければ最後のほうは味が変化してくる。食べるのがたいへんだろうなと、かといって少量ずつ作るのはたいへんなので、しばらくその作業から遠のいていた。そしてこの数年は、わたしが素地(材料を混ぜて数日だけ発酵させたもの)を送って親が好きな具を混ぜてから数日かけて仕上げる作業がたいへんらしく、わたしはまったく作っていなかった。

 夏以降に体調を崩して、10月にはそれこそ「もうだめかな」と覚悟したほど声が弱々しかった母が回復し、ひさびさに「おなめが食べたい」という。その代わり、仕上げの作業ができないので、ある程度まで発酵が終わったところまでわたしが面倒を見てから送ってくれとのこと。
 そこで、いつもなら仕込んで数日で宅配便で送るところを、今回は長めの日数をかけて材料がしっとりするところまで寝かせ、母がこれまで「刻んで日向に干しておいたナスを混ぜてから寝かせて食べていた」というので、ナスをスライスしてから弱く電子レンジにかけ、しんなりさせたものを一緒に送るという話に。

 そして金曜日の夕方「どうしようか、ナスを混ぜて寝かせてから送ろうか」と尋ねると、食べたくて食べたくてたまらなかったらしく、ナスは自分で混ぜるから早く送ってこいという話に。そこで電話を切ってすぐに荷物を作って近所のクロネコまで。いつ送ろうかと思っていたが、話が進んであっという間に送ることができ、こちらも気が楽になった。

 2019年に、食べ物関連の旧ブログに配合を書いていたので、ご関心のある方はそちらをご覧いただきたい。
http://taberuhibi.sblo.jp/article/185726878.html
 これくらいの量であれば、大豆は煮てある商品を買ったほうが楽。今回は買ったものを使用した。

自家製の果実酒

 3年くらい前だったかと思うのだが、コロナ禍のせいか、世の中が「手作り」で沸いた。ホットケーキミックスが入手困難になったというのもそのころだし、さまざまな食材で「え、こんなものがなんで品切れだ」と驚くものもあった。

 そのころ、なぜかわたしは梅酒ほか果実酒に手を出してしまった。それまでは砂糖漬けでシロップを作ることはあっても酒には手を出していなかったのだが、たまたま梅が出まわる短い時期にスーパーで青梅を見かけたり、予約ができるタイミングでカリンをネットで見てしまったのだ。2年くらいは、梅やら何やらを漬けたように思う。

 だが、わたしはそういう作業が好きではあっても、それほど酒を飲まない。30代くらいまでは洋酒が好きで、その後も少しなら日本酒を飲んだが、もう「たまにちょっと飲む」程度である。そんな人間が、作るのをおもしろがって梅酒だ果実酒だとボトルに作ったのだから、目も当てられない。いまも中くらいの果実酒ボトルに3本も在庫があり、どれがどれだか(梅にブランデー、梅にラム酒、何かの酒で漬けたカリン)があるのだが、数ヶ月で実を取り出せばいいところを2〜3年放置である。いったいもう、どうなっていることやら。

 ひとまず、実を抜いて小瓶に移していた梅酒がやっと終わったので、上記の3本のうちどれかの実を抜いて、飲めるかどうか試してみなければならない。たった2年程度の遊びでこうなってしまうのだから、来年からはぜったいにシロップのみにしておかねばと肝に銘じている。シロップならば糖分なので実を抜いて軽く湯煎してから冷蔵庫に入れれば日持ちするが、アルコールは湯煎で温めたらただの液体になってしまうし、容器から実を取り出す作業で空気に触れたら劣化が進むことだろう。

 さて、なんとかせねば。

市販の食べ物は味が濃いが

 この半月ほど外出の機会が増えて、以前なら週に1回程度ネットスーパーで買っていたような惣菜や弁当類、すぐ食べられるものを口にする回数も増してきた。

 市販の惣菜や冷凍食品は、概ね味が濃い。だがまったく利用しないわけにもいかないので、わが家では1人前に相当するものを分け合って、それ以外の味が薄いものと一緒に食べることがある。たとえば冷凍の弁当があれば半分に分けて、家にあるロールパンや麺類を少しと、サラダなどのさっぱりしたものを足して食べるといった具合だ。

 そもそも年齢が高くなってきてからは、ひとり用として売られているものを食べると飽きることがあり、たとえばハーゲンダッツのアイスも1カップを分け合うし、ちょっとしたおやつ類もそうだ。ひとつ食べると考えただけで飽きてしまう。市販弁当も小さめサイズが残っているとほっとする。

 先週と今週はとくに弁当や出来合いのものを食べる機会が多い。気をつけたいと思う。

パン酵母: りんごは最強

 1年に1回くらいレモンの砂糖漬けを大量に作ることがある。とれたシロップを飲んでカスになったレモンをタッパーに入れて冷蔵庫に保管し(数ヶ月以上砂糖漬けにしていたものなのでよほどのことがないかぎり黴びない)、清潔な容器にそのレモンと家にある果物やレーズンなどを入れて水に浸けておくと、パン酵母(液種)が取れる。

 だがこのレモンがくせ者で、もったいないからとレモンがあるあいだは何ヶ月でも使いつづけるのだが、一度に多く入れると酵母が安定せず、少なく使えばいつまでたっても冷蔵庫から減らない。しかも作ったのちにレモンが多めの酵母(液種)は「水を多めに入れて薄めないと、パン酵母として安定しない」ので、ますます使用量が減る。

 初夏のころにようやく去年に作ったレモンシロップのカスを酵母として使い終えたが、その後はレーズンや家にたまたまあった果物の隅っこなどを入れて液をつないでいた。そして8月後半からいよいよりんごを使用。最近のお気に入りはニュージーランド産の小ぶりなりんごである。夏まで変えるjazzリンゴ、それ以降も買える小ぶりな品種の4個セットは、1個をカットして少しだけ味見をしたら、残りの大部分をレーズンなどと混ぜて水に浸けておくだけで、あっというまによい酵母になる。入れるときは刻みをたくさん入れて水に触れる面積を多くしたほうがよい。だがあまりに細かいと液をすくって使うときにカスがパン酵母にはいってしまうので、適度がよい。

 りんごは、ほんとうに安定する。わたしは同じ液が減ったらカスを漉して次の果物やレーズンを入れる方式だが、レモンの影響がなくなってレーズンとりんごが中心になった途端に、すさまじく安定するようになった。

(9月25日夜に焼いたパン)
りんご酵母で作った食パン

 これは前日の朝に液種と小麦粉を混ぜて発酵させ、それを使って夜にパンをこねたもの。大きめタッパーに入れて冷蔵庫に保存し、25日の夕方に軽く電子レンジで温めてから(発酵モードで1時間程度)、ガラス容器に入れて焼いた。薄力粉を配合したにしてはもっちりとした、舌触りのよいパンになった。

参考リンク:
○ こびりつかないガラスのパン型(何も塗らなくても使えます)
セラベイクが断然おすすめ。

マクドナルドが周囲から減った

 高円寺駅にあったマクドナルドが閉店し(現在は再開発で高架下の一帯が建て替え準備中)、西武新宿線方向では都立家政駅周辺になく、鷺宮にも最近は見あたらず(かつてあったような気がする)、なにやら見かける機会が減ったぞと思っていたところ、昨日は急に食べたくなってしまった。

 そこで出先から帰宅時に西武新宿線の野方で降りることにして、駅前のマクドナルドに。小さな店舗だが24時間営業になっていた。まだあったんだ、24時間営業。
 季節はおりしも月見バーガー。月見バーガーとポテトを買って帰宅。

 マクドナルドのポテトは、専用の品種で細長いジャガイモを使っているためだろうが、ひさしぶりに食べると「ほかにはない味」という実感がある。

 以前にお茶の水に出かける用事があったころは、ときどきクアアイナのバーガーとポテトを買っていたが、あのポテトはラードで揚げているのだろうか——とても変わった香りがした。たまに食べると美味だった。

 それにしても、めったに買わないにせよ看板が減るとさみしくなるのがマクドナルド。不思議なものだ。

90年代に米不足があった

 いまでこそ、自分で選んでタイ米を買っている人も多いと思う。だが30年ほど前の米不足のとき、米専門店では白米を希望する人にセットでタイ米を売らざるを得ないほど、状況は深刻だった。国産の白米だけ好きなだけ買いたいというのは、運がよい人か、何らかのコネがある金持ちなど、ごく一部だったと思う。

 慣れないタイ米は、多くの人にとって「粘らないのでおにぎりにならない」、「ぽそぽそする」など、米不足騒動の初期を中心に不評だった。そうこうするうちにコンビニのおにぎりもタイ米を多めにした外国米ブレンドが登場したが、おにぎりの形状が保てないため、トレーなど容器のままのおにぎりに箸を入れ、口へ持っていく人も実際にいた(わたしだ)。

 不満をネットに書いている人も多かったが、わたしは「あんたらそんなに米が好きだったっけ」と、あきれてしまった。パンが好き、麺が好きと言っていた人も大勢いた時代だ。そんなに米が好きだったのなら普段から購入し、注目しておけばよかったのに。
 出張中の家族が帰宅したときに外国ブレンド以外の米を食べさせてやりたくて、早朝からスーパーに並ぶ経験をしたのは、後にも先にもあのときだけである。(しかも家族は出張先で、ブレンドであろうが国産米を食べていたことがのちに判明した)

 さて、なぜこんなことを書いているかというと、国産の複数原料米というものを、人からいただいたからである。
 ネットを見ると「こんな風に炊きましょう」やら「油を入れてたくのもいいかも」やら、あれこれ情報が。

 最初はそのまま炊いて、その次にどう食べたら美味しいかを考えつつ、味わおうと思う。

なぜアイスコーヒー用の豆は安いのか

 ちょっとした店ならば、普通は200gで700円以上で売られていることが多い珈琲豆。大手メーカーの市販品ならもう少し安いものも出まわっていることがあるが、業務用の大袋でもないかぎりは、やはり200gにつき数百円はするものだ。

 ところが、である。コーヒー専門店だろうと市販品だろうと、夏に「アイスコーヒー用」と書かれている豆は、安い。しかも市販品ですら500g前後のお得サイズで売られていることがあり、金額が600円〜700円前後。

 アイスコーヒー用というのは、深煎りにして豆も細かく挽いておくことで水出しにしても色が濃く出るものがほとんど。だがアイス用だからといって低級品の豆を使っているわけでもないだろうに、なぜ安いのか(←値上げをしろといっているわでけではない)。

 おそらく、家庭ですら大量に購入するので流通が大口となり割引が利くというのと、もうひとつは、焙煎時の温度管理がおおざっぱであっても、黒っぽく仕上がった珈琲豆を細かく挽いて袋に詰めていくので、わりとアバウトでいいというのがあるのかもしれない。
 アイス用に売られている豆は、季節が去って余ってしまったときにホットに転用しても、苦みが強くて大味に感じることがある。

 今年は水出しコーヒーを毎日のように作ってるが、先日もスーパーで市販の豆を購入した。あと数回はこれで作れるだろう。

パイナップルのピザが許せるか、よりも

 よく「パイナップルにピザは許せない」やら、「酢豚にパイナップルが嫌だ」やら耳にするのだが、わたしにとっては「アメリカ人はベーコンをシロップ付きのホットケーキで食べているらしい」というのが、どうも落ちつかない。

 ベーコンを甘いシロップで?
 わたしはソーセージに砂糖をまぶして焼かないし(焼く人もいるらしい)、ハンバーグにシロップをかけないし(照り焼きソースの延長線上で甘くてもいいという人がいる可能性はある)、それを思うとベーコンをトッピングしたホットケーキに甘いシロップをかけるのは、どうも想像できない。

 たしかに、薄い豚肉を甘辛く照り焼きのように焼いたものが出されたら、食べるかもしれない。
 だが、ベーコンにシロップがかかるのはどうも、納得がいかないのだ。

 あるとき、ネットで知り合った外国の男性が「日本人はあんこ入れてあんパンとか、チョコクリーム入れてチョコパンとか、そういうの食べるけれど、パンは食事だから甘いとおかしい」と言ってきた。わたしがすかさず「アメリカなどで朝食のパンケーキにベーコンをトッピングしてメープルシロップをかけているらしいが、それはどうだ」と返すと、この話はなかったことにしようと、話がそこで終了した。

 あんパン、チョコクリームパンは、おやつである。おやつが甘くて何が悪いという気がする。これも慣れの問題なのだろか。