日本が外国への売り文句として観光情報などによく使う「日本には四季があります」だが、四季のない国はほとんどないのではないかと思われる。ただ、若いころに観光ガイド向け教本を使って英語を覚えてきた人間としては、かなりそれが染…
カテゴリー: 言葉(とくに日本語)
「よろしくと言っていました」
実生活で「○○さんがよろしくと言っていました」と伝えてくる人が、少人数ではあるが、いらっしゃる。だがこれは場を和ますための言葉で、ほんとうにそう伝えてくれと言われたわけではない可能性がある(言っている本人ではないのでな…
お陀仏と、お釈迦
阿弥陀仏の略としての「陀仏」はありがたい存在だが、お陀仏といった具合に「お」が付くと、命がなくなる、または失敗品という意味になる。 そして「釈迦」はありがたいが、やはり「お」が付いて「お釈迦」という言葉になると、同じ…
食料と食糧
数十年前は、食糧という表現に遭遇する率が高かったように思うのだが、最近は「食料」が増えてきた。以前は食糧自給率と書いていなかっただろうか。 検索してみると、こちらのサイトに → オールガイド: 「食料」と「食糧」の違…
「号泣」と「ダイエット」に辟易
検索してみたところ、このふたつ「号泣」と「ダイエット」は、10年以上書いているこのブログで1回ずつしか登場していない。いずれも今回と同じ「誤用」の話だった。 号泣は “感極まって、ぼろぼろ泣く”…
見出しの「助詞」が気になる
文字数の関係で見出しを短くしたいのだろうが、おもにネット記事での「略し方」が気になる。 意味 → (コンビニが) 春の新弁当を発売する / (コンビニから)春の新弁当が発売される ネット記事などで見る略し方 → (…
「上腕」ではないほう…(言葉が出てこなかった話)
自分用のメモを取ろうと思っただけなので、焦っていたわけではないのだが「上腕ではないほうは、なんだっけ」と、出てこなくて検索のお世話になった。 結果は「前腕」。そうか、上腕の対語で「下腕」というわけではないのだ。 夜…
囲炉裏を切る、とは
大昔に読んだらしい、岩井志麻子の「ほっけえ、きょうてえ」を本棚に見つけて、ぱらぱらとめくってみた。 (画像はAmazonから) 岩井志麻子作品は、それほどたくさん読んだわけでもないのだが、怖そうな話に思えても、たいて…
バリカンの語源
今日ちょっとしたことでバリカンという単語を使った。カナブンという虫をわたしは平らなイントネーションで言う(例として「割り勘、バリカン、ミツカン」である)と文章に書いたのだが、よく考えるとバリカンというのはなんだろう。 …
誤変換の話
あるKindle本で、誤変換がひどいものに当たってしまい、すっかり読む気がなくなったのだが「目的を誤変換探しということに変更して流し読みしよう」と決意。もう少しで読み終わるが、著者本人が見直しで発見できるはずの低レベル…