2023年もよろしくお願いします

 年末年始に食べたものは、おせちも含めてのちほど「食べる日々 ブログ版」載せる予定だが、ひとまず大晦日の夕方にパーツが仕上がって、夜遅くに詰め終わったおせちのうち、一の重の写真をご紹介するとしよう。わが家は二の重、三の重まで作るのだが、見た目が整っているのは一の重。

おせち(一の重)

 去年から、田作りと松前漬けを市販の少量パックにしたので、気が楽になった。そのふたつは毎年「1月後半まで」残って、最後には見ただけでうんざりしてしまうのが恒例だったが、去年から市販品にしたのだ。ごく少量だけ買うので、すぐ食べ終わる。

 今夜から少しずつつまんで、数日で食べ終わることだろう。

 さて、新年は近所の初詣と買い物、数日後に新宿に買い物に行く予定があるが、それだけだ。のんびり過ごそうと思う。

 2023年も、当ブログをよろしくお願いいたします。

高円寺駅南口: 2022年12月30日夕方

 写真を撮ってみた。ここ10年くらい、いやもっと前からだろうか、冬にはイルミネーションがおこなわれるようになり、年によって色が変わる。今年は金色。青かった年もあったし、緑もあったように思う。

高円寺駅南口イルミネーション(2022.12.30)

 南口の昔はどんなだったっけと、実はあまり思い出せない。北口はよく使うので変化を覚えているが、南ってどんなだっただろう。30年以上も界隈に住んでいるのに情けない。変わらないのはトリアノン洋菓子店だ。それ以外の店はかなり変わったし、建物の建て替えもあった。

 この先も、おそらく高円寺に近いどこかで、暮らしていくのだろうと思う。同じような写真に感じられても、何気ないスナップショットは、撮影していきたい。いつか新旧を比べたくなるときのために。

炎に、三万札

 昨日だが、ネット上で読んだ新聞記事に、成田山で護摩のお焚き上げがおこなわれたというものがあった。最初に読んだものがどの社の記事か忘れてしまったが、見出しの最後には「炎に三万札」とあった。

 そそっかしいわたしは「なんと、炎に三万円札を!!」(←そんな紙幣は存在しないがとっさに驚いた)
 よく読んだら「さつ」ではなくて「ふだ」で、護摩札の三万枚という意味だったらしい。だが普通の暮らしをしていると、フダよりサツを先に連想してしまうものではないだろうか。

 もしやと思い、家族を手招きして画面を見せた。すると、同じ読み間違いをして「うっ!!」と絶句している。そこで「フダだよ」と言ってみたところ、落ちついた。

 それはそうと、空(そら)がけっこう困る。「空いている(あいている)」のか「空いている(すいている)」のか、「空っぽ(からっぽ)」なのか。こういうことがある文字では、ルビを振るか、最初からひらがなにしてしまうということも、必要になるのだろう。
 ちなみによく聞く話では、中国語では日本の企業の略称「全日空」は、一日中ガラガラという意味になるのだそうだ。
 

吐息のように、話を作る: ChatGPT

 昨日からChatGPTを試している。英語だけでなく日本語で話しかけてもいいと聞いたので、日本語で質問してみることに。ところが「日本の米の銘柄を」までを打ったところで、間違えて改行を入れた途端、相手はすさまじい勢いでこんなことを書きはじめた。

ChatGPT体験——こんな米の銘柄があったのか

 これは文字で書いてしまうと検索エンジンが拾ってしまうので、画像でお楽しみいただきたい。

 またたくまに、チャットのスピードでこれを書くのである。内容はまったくのでたらめだが、文法としては日本語なので、真面目な内容かと勘違いして読む人もいるかもしれない。

 これは、けっこう危険である。嘘っぽさを嗅ぎ分ける能力が衰えている人たちの前に(もしくはそうした状況下で)こういう「しれっと」答えてくるAIが出現したら、地味な事実は華やかな嘘の陰に、身を潜めざるをえなくなるかもしれない。

買い置きの量が増えてきた

 ほんとうに変化が大きい昨今の事情を考えて、最近は予備のものを買っておく際に「まとめ買い」の規模が大きくなってきた。以前は「この商品が終わったら量が減る(小さくなる)んだって」やら「類似品に変更になって少量になるらしい」などを耳にしても、値上がりというのはそういうものだと思っていたのだが。

 昨今は、値上がりの事情だけでなく、終売になる、店がなくなる、生産や流通の関係でいつ手にはいるかわからない…などがあり、1回に買っておく分量が増えてしまった。年齢が高くなってくると「似ているものをどうにか探してその都度やりくりしていこう」という小回りの発想が苦手になってくる。できれば同じものを買っておいてそれが終わるまで使いたい、ならばまとめ買い、という発想のほうが楽なのだろう。

 今日は、まとめ買いのマスクが到着。以前から「なぜこの店ではこんなに安いのか」と思っていた不織布マスクが急に値上がりし、値段が3倍にまでなってしまって途方に暮れていたところ、別の店がこれまでのその店と近い価格で売っているとわかって注文を出しておいたものだ。ただしその分量は、1パックではなくダース(つまり12パック)である。これはふたりで使って1年分近い。

 洗剤や洗濯用品、過炭酸ナトリウムも以前からまとめ買いをしていたが、10月前後にふたたびまとめ買いをした。置く場所がたいへんであるが、湿気に気をつければ過炭酸ナトリウムはなんとかなるので、問題ないだろう。

 よつ葉オンラインショップが、5400円以上の購入で送料無料というサービスをやっているので、常温保存可能牛乳を各種と、ヨーグルト類、パンケーキミックスなどをまとめ買いした。ほんとうにほしかったのは常温保存可能牛乳とその仲間たちだったのだが、送料の節約ということで商品を増やした(売り手の思うつぼかもしれない)。常温保存可能牛乳も最近は美味なものが増えてきて、いったい何が起こって生乳が手にはいりにくくなるかはわからないから、ときおり買うことがある。

 備えあれば憂いなしの気持ちからやっていることだが、いつかそのうち「買いすぎて置き場がない」などの話になってくるのではと、少しは気にしている。

思えばCovid-19…つまり3年前

 2019年の暮れころから何やら不穏なニュースが流れはじめていた新型コロナ。その後に北海道で感染が増え(海外からの観光客を制限していない時期と札幌雪まつりなどが重なったのだっただろうか)、やがてあちこちへ。

 わたしは2020年の2月末にバウムクーヘンの集まりをしようとして、もはや市場からマスクやアルコールティッシュなどが消えつつあるタイミングでもあったことから落ちつかず、直前になってから予定時間を半分に減らして開催したのだった。当日も、会場の近くのドラッグストアには、マスクの販売時間を目当てに、人が列を作っていた。

 マスクなどの物資不足は3ヶ月程度でいちおう緩和されたが(だがまだ金額は高かった)、そのころすでに「落ちつくのに2~3年かかるのでは」という(誰のコメントか忘れたが)話が出まわっていたと思う。ああ、3年かぁとそのときは思ったが、こうして3年近く経ってみて、何かが落ちついただろうかと考えてみても、よくわからない。

 社会が今後も以前と同じにはならない以上、人がパニックしないことや精神的に追いつめられることを防ぐようにしていくだけで、それを「落ちつきつつある」とする解釈も、もしや成り立つのかもしれない。

 とりあえず、いまは人々の不安がこれ以上に強くならないような社会作りや支援に注力していただきたいと、防衛費のことばかり考えている現政権には、強く言っておきたい。

100円ショップは、侮れない

 温かい飲み物でも冷たいものでも、蓋ができて、ある程度の大きさがあるグラスはないかと探していた。通販で見ると耐熱にこだわればタンブラーのようなものがヒットするが、だいたいタンブラーというものは300mlくらいがせいぜいである。500ml近くほしかった。

 水筒では透明ではないので「中味が見えて、温/冷どちらでも対応で、蓋が出来る」ものがあったら、寝室にノンカフェインの茶を置いておいて、夜間の緊急時(気分が悪いとか薬が飲みたいとか足がつりそうとか)に飲めるだろうと思ったのだが、ぴったりのものがない。さて、どうしたものか。

 Can★Doを見ていたら、こんな感じのものが数種類あった。110円である。
(このリンク先は楽天の雑貨屋)

 湯で茶を作ってそのまま冷ましても大丈夫だし、最初から水出しでも作れる。わたしがカフェインレス茶を飲むためにあるような商品だ。
 そこそこ蓋はきっちりしていて、短時間なら傾けてしまっても水漏れしなさそうである。ずっとバッグに入れておくのは不安かもしれないが、とりあえず日常生活で枕元に置いておく程度なら問題なし。

 さっそくこのところ、これで夜間にそなえている。

 100円ショップを見ていると、お得なものがけっこうあって楽しい。

三つ子の魂百まで: クリスマスと言えば…?

 子供のころからなじんでいたものは、たしかになかなか気持ちが抜けないものだなと思う。たとえばクリスマスの過ごし方など年中行事に関すること。

 ネットに載せている写真を見ているかぎり、12年ほど前から欠かさず焼いているのがローストチキン(今年はよくできたのだがまだ画像を編集していない)で、数年前までよく焼いていたのがシュトレン、そして飛び飛びで、焼いたり焼かなかったりしたのがロールケーキだ。

 シュトレンは数年前に調子に乗って焼きすぎてしまい、二人暮らしなのに大きいサイズが3本できてしまって、冷凍した。去年も今年も、それを1本ずつ食べている。やっと今年で終わる。ロールケーキは、作ることはできるのだが食べるのがたいへんで(あれは少量だけを作るわけにいかない)、だんだんと遠ざかりつつある。

 今年はクグロフかバターケーキなど、すぐ食べなくてもよくてクリームをあまり使わないものを焼こうと思っていた。材料も確認してあったし、昨日か今朝の段階で着手していれば、夕方には作れるはずだった。

 ところが寒波で体調が落ちつかず、昼に2時間ほど寝てしまった。そのためすべての予定が狂い、何かを作るのが難しくなった。しかも夕方は日々の習慣である散歩タイム。体調が悪いままならば出かけられなかったが、散歩をするくらいには回復していたので、近所を歩いてみた。

 すると「24日なのに家にスペシャルなもの(ケーキなど甘いもの)がない」と、歩きながら強迫観念のようなものにとらわれた。
 明日にすればいいことだからいったい何をざわついているのだと、気のせいかと思ったがそうでもない。
 どうしたいのか自分の心に聞いてみても「食べたいんじゃない、ないことが嫌なのだ」という答えが返ってくるばかり。いったいわたしはどうしたのだろう。

 知っているケーキ屋の店頭では、予約をしていない人向けに申し訳程度の小ぶりケーキを残しておいてくれていたが、どうもそういうのを買う気にはなれず、かといってコンビニ前でヤマザキのデコレーションケーキを販売している店員さんたちの必死さにはこたえられず(←よそでデコレーションケーキを買って食べるくらいなら最初から自分で焼く選択肢があった…量に困っていたのだから)——歩きながら、それでも「何か」がないという気持ちだけはおさまらず。

 結果として、コンビニで小さめブッシュドノエルを購入。普段ならひとりサイズの小さなロールケーキ類があるのに、このときばかりは3切れくらいとれそうなサイズのものしかなかった。だが買った瞬間「やった」と思った。安心感をゲットしたのだ。

 コンビニケーキなので数日中に食べればよい。買ったという事実だけで安心して、帰宅後には家にあった別の菓子を食べた。

 クリスマスには何か甘いものを食べるという幼少時から染みついた世間の動向に、いまだに縛られている自分に気づいて驚く。ほかにもこういうことは数多くあるのだろう。

 1月の初旬にピティビエ(ガレットデロアのフェーヴ抜き)を作ることも多いが、あれは日付に関係なく好きなときに食べたいのが本音。だがやはり毎年のように、作るか作らないか迷う。

 年越し蕎麦、おせちなどは、以前はこだわらなかった。この10〜20年くらいで習慣として強化されてきた。もう誰も自分に影響を与える人はいないはずなのに、外的な刺激ではなく、自分から何かを作り出してそれを守ろうとしているようだ。つくづく、「年を重ねるというのはこういうことか」と、気づかされる。

文具をどこで買う?

 都立家政の駅に近いスーパーで、親子の話し声が耳にはいった。母親が、文具(ノートのサイズ?)らしき記号を言って「ここになかったからスギ薬局まで行こう」と言っていた。

 …いや、待て。A4とかB5とか、その程度の簡単な記号を言っていたのだと思うが、スーパー(もしくは併設の100円ショップ)でもあるかもと思い入店したのなら、次の候補がスギ薬局というのは、けっこう思い切った距離ではないか。大きめのコンビニではだめなのか。それに数十メートル南下すれば文具店があったはずだが、もしやそちらの方向に明るくないのだろうか。

 スギ薬局に行くといわれた男の子は、そこってどこだっけと、反応が芳しくなかった。スギ薬局は新青梅街道沿いにあり、鷺ノ宮駅のほうが近い。

 100円ショップは鷺宮方向にはないが、スギ薬局まで歩く覚悟があるなら野方駅方向に歩けば何軒か候補がある。あ〜、何を探していたのか知らないが、わたしではないにせよ誰かに聞いてみれば、教えてくれるかもしれないのに、この寒波のなか夕方の移動はつらいだろうなと思いながら、わたしは帰ってきたのだった。

 若いころは旅先で道を聞かれたり、スーパーの中で「このあたりに和菓子屋さんないですか」などと聞かれたものだったが、最近は親切な人に見えなくなったのかもしれない。

ローストチキンは仕込んだが

 クックパッドマートで丸鶏を買ったので、明日焼こうかと、仕込み。調味液やハーブなどとともに漬けこんだ鶏肉を、翌日の昼に(内部にライス類を詰めて)焼くのが毎年のスタイル。

 このところ、ケーキ類にはあまり力を入れていない。なぜならローストチキンで数時間もオーブンが使用されるだけでなく、匂いがチキンだらけになるので同じ日にケーキを焼くのは難しいためだ。

 日付をずらして、クグロフか、ビクトリアケーキか、とにかくデコレーションをほとんどしなくていいものを考えたいと思っている。だいたい材料は何でもある。たとえばクグロフなら発酵生地でもバターケーキとしても、どちらでも作れる。ケーキ類を焼く場合でも、生クリームの買い置きはないがチョコレートならあるので、チョコ系と牛乳や水あめを駆使すれば上から流すことはできるし、この時期は生クリームがスーパーで安く売られているので、買ってきてもいい(クリスマスを過ぎると賞味期限があってもさらに見切り価格になるのがすごい)。

 年末用の新鮮な卵も手配済みで、明日くらいには届くと思うので、あれこれと楽しみにしている。