貯金箱、募金箱の小銭

 かつては家庭で、子供に小銭を貯める容器や貯金箱を渡していることがあった。なかには割らないかぎり取り出せないものもあり、ぎっしりと詰まった小銭を親が貯金しに出かけたという話も聞いたように思う。わたし自身も、ちょっとした置物の代わりとして、観光地やグッズ屋で買った貯金箱を人とやりとりすることがあった。

 ところが昨今では、小銭を金融機関にまとめて持っていくと料金がかかるという話が増えてきた。今年の1月17日からは、ついに最後の砦とも思われた「ゆうちょ銀」が手数料をとるようになったそうだ。困っているのが神社の賽銭等、小銭が中心とされているものの現場とのこと。金融機関に預けるのに手数料が要るから小銭の賽銭はお断りというわけにもいかない。

 また、スーパーやコンビニなどにある小銭の募金箱は、どうなるのだろうか。募金なのに小銭は困るとはいえないだろうが、最終的に小銭をまとめる団体には、重い負担となる。
 もっとも、渡す方もまた「小銭は邪魔」と思って賽銭や募金に出しやすい側面もあるかもしれず、こうした分野にまでキャッシュレス化を進めたら、自分で使おうと思う人も増えてくるのだろうか。

 なんとか、賽銭や募金の関係者には、救済策があるとよいのだが。