最近のスパムメール

 Amazonで使っていないメールアドレスに「ご注文の商品を発送しました」とか、「ご注文の商品は誰かがあなたのふりをした疑いがあるので、現在のところ止めています」といった内容のものがよく来るようになった。もちろん速攻で捨てればいいのだが(そのメールアドレスにAmazonの用件で連絡は来ないとわかっているため)、捨てる際にちらりと中が見えてしまうことがあり…

 そのとき出ている宛先の氏名や住所が、ほんとうに存在しそうなものに見えてしまう。おそらく適当に作っているのだろうが、ときおり「もし実在するならば、自分もやられている可能性がある」と、疑心暗鬼になりかける。

 これがもし自分のよく知っている地名で、高円寺の西○丁目と書いてあれば、高円寺には北と南しか丁目がないので嘘だとわかるのだが、神奈川県あたりだと「こういう地名あるのかも」と、検索しそうになり「無駄無駄、ぜったいやめたほうがいい」と、多いとどまる。

 スパムメールの発信元としてメールアドレスを使われてしまうことは誰しもあるリスクだが(つまり通常の郵便で差出人を実在する赤の他人にするのと同じ程度に起こりうること)、商品の送り先や注文に関係ある相手の名前として自分とよく似たデータを使われたら、信じた人から問い合わせを受けてしまうこともあるかもしれず、なかなか笑っていられない話である。

 実際に、空き家の住所を貸別荘として登録し、実在する貸別荘の画像を無断利用してカネを稼いだ大馬鹿者がいると、昨日ニュースで読んだ。そんな悪知恵を思いつくなら、世間を助ける方向で使ってもらいたい。
 テレ朝のニュース → 2023.09.14 予約した豪華ホテル…行ったら空き家「だまされた」 写真など無断盗用…オーナー怒り