偶然とはいえ、金曜日午後2時40分台に地震

 石川県の地震速報は午後2時42分だった。2011年3月11日の東日本大震災は金曜日で、午後2時46分。連想するものが多すぎて、しばらくは落ちつかない時間を過ごした。
 その後にネットでみなさんの情報を拝見していたかぎりでは、死亡や負傷などの被害が少なく済んでいるようだ。被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げるいっぽう、規模の割に少なめの被害で少しほっとしている。

 現地のみなさまには、ぜひ余震に気をつけつつ、安全にお過ごしいただきたい。

 それにしても、いまさらながら書くが地震の多い国である。大きな地震が起こり、少しずつ人々の暮らしが整いつつある状況で、また別の場所で次が起こる。関東直下の大型地震も以前から来ると言われてきたが、それでもなお多くのものが東京に集中してきている現状では、もはやそのときに何がどうなってしまうのか、一般人には予想が立てにくい。

 怖さや不安はもちろんある。だがまずは、ひとりでも多くの人間が生き残ることだ。
 自分もそのときどれくらいの年齢になっているかはわからないが、まずは着の身着のままでも逃げる、なんとか生き抜くということだけは、肝に銘じておきたい。