「利島」を読み間違えていた

 このところ地震が多い。今日も最大で震度5弱という地震が東京都(伊豆諸島に位置する「利島」)で観測されたそうだ。緊急な内容でチェックが不十分だったのか、ウェブのニュースやそれを見聞きした人々の間では「新島で震度5弱」という話になりかけたそうだが、震源地が新島・神津島近海であり、揺れたのは「利島」であると確認の情報が流れてきた。

 ところで、この「利島」は、トシマと読むのだそうだ。わたしは家族に音声で「新島・神津島近海で地震があってリトウが揺れたんだって」と伝えてしまい、家族が「リトウってどこ、どんな字」と尋ね返してきたが、信じこんでしまっているため口頭で利島の字を伝えた。

 それから1時間ほど経って「あれはリトウではなくトシマらしい」と教えてもらうことになったのだが、間違えたのが人前でなくてよかった。もっともこうして人前で書いてしまっているわけだが。

 地名というのはほんとうに難しい。中野区の地名「江古田(えごた)」と、練馬区の駅名「江古田(えこだ)」は、間違わないようにするのが一時期たいへんだった。練馬区のパン屋は「パーラー江古田(えこだ)」であり、中野区北部の大きな公園は「江古田(えごた)の森公園」である。

 それにしても、各地で地震が増えてきている。震度5弱というのは東日本大震災の時に東京で経験したあの規模だと思うが、人生で何回も経験したくはないものだった。今回の地震は人的被害があったとは聞いていないが、不幸中の幸いである。