Netflixにあった「チェスナットマン」全6話を見てみた。
この10年ほど勢いづいている北欧ドラマだが、この作品もそこそこすごい。どうすごいかというと、どこかで見たような要素がほとんどなのだが、雰囲気を損なわないままによくつなげていて、二番煎じ臭があまりないのだ。
○ 女性主人公の設定(新しい部署に異動したがっている刑事課のやり手)が、キリングの第一シーズン風
○ 疲れてブレイクダウン寸前の男性主人公(一時的に起用されたお客様待遇の警察官)は、よく「あるある」
○ 死んでいるのか生きているのかわからない、昨年からの誘拐被害者(あるある、とくに「ミレニアム」)
○ 犯人の連続殺人の動機が根深いが、昔すぎて掘り出すのが難しかった(特捜部Q「檻の中の女」風)
個人的には、男性主人公を演じた男性が「ザ・レイン」のマーティン役だったことに気づいて、「この人けっこういい役者になるかも」と、演技の幅を感じたことが収穫。