エスカレーターを歩かない条例、埼玉県議会で可決

 これはちょっと、今後のなりゆきに興味がある → 東京新聞 2021.03.08 全国初の「エスカレーターを歩かない条例」案 埼玉県議会が可決へ 

 エスカレーターの片側を開けて乗る習慣をつけることで、エスカレーターが壊れやすくなったり、どちらかの側にしか立てない(逆の側では手すりにつかまれない)立場の人が、とても怖い思いをしているという話を、聞いたことがある。

 さらに、これは個人的に思うのだが、どちらか側に乗りたいと希望することでエスカレーターの手前に人の停滞する時間が発生し、けっきょく利用者全体の利用時間としては、長くなることはないのだろうか。もし多くの人が両側に立って動かず乗ったら、その人たちは同じスピードで移動できる。だが歩く側に立つ人を作るために歩かない側に並ぶ人が出れば、その人たちは少なくとも遅くなる。そして歩く側の人は、場合によってはプレッシャーを感じて「走る」に近い状態になるかもしれず、危険性が増す。いいことがあまりない。

 ただ、こうした問題は、自治体の条例がひとつできたからということでは変化に直接は結びつかず、同時発生的にほかの自治体の追随があるか、またはエスカレーターを有している駅や大手商業施設などが人員を配置してでも、声かけを長期間(数ヶ月以上)つづけるなどの努力が必要なのではと思う。

 実は、これまで何度か「歩かない方がいい」と考えてきたというのに、両側に立つ度胸がない。交通機関の場合は、とくにだ。デパートなど商業施設では好きな側に乗っているが(ごくまれに何で立っているんだという顔をされることもあるものの)、駅では人がかなり多く、殺伐としているので、怖くてできない。

 この件の、今後に注目。