気分の波が大きい

 今年の夏が去年の夏以上に重苦しいものになっている現状は、ある程度までは覚悟していたつもりだった。だがさすがにここまでとは思っていなかっただろう。覚悟の上を行く現状に、自分のメンタルがちょっとやられてきている実感がある。

 2019年から少しずつ、そして去年からは意識して、いろいろなことに着手した。コロナのことがあり、意地でも日々を充実させてやろうという思いがあったものと思うが、新しいことにも挑戦した。現在もそれはつづいている。つまり、いろいろやっている「つもり」である。

 だが何をしていても、かつてと比較すればかなり多方面に手を出しているという充実感が、さほどない。ともすれば、ちょっとした瞬間に「こんな時期じゃなかったら。せっかくチャンスがあっても、思うようにできない」と、余計なことまで考えてしまう。

 このループから、なんとか遠ざかることができたらいいのだが。

 ときどき暗いことを考えるのは、よくあることだった。だが最近「こんなことが起こったらどうしよう」の空想めいた考えが具体的で、ふと気づくとそれを真剣に悩んでいたりすることもあり、不安定な自分を自覚する機会が増えてきた。

 無理に「明るくしよう」と思わなければいい。それが自分を追いつめる。

 好きに生きよう、好きに生きろと、こんなときは自分に言いたい。