日本の一戸建て住宅と、ホームエレベータ

 数日に一度は不動産情報を検索して、物件を見て楽しんでいる。

 最近ちょっとした遊びを見つけた。不動産屋は自分たちが現地に案内したいために、ほとんどの場合は物件の番地を最後まで書かず、○丁目などで終わりにする。だが間取りと外観写真を頼りに、Googleマップの航空写真とストリートビューを使って、場所を見つけられることがわかってきたのだ。
 まだ発見までの時間はかかっているが、だんだんと成功率も上がってきた。さらに写真に誇張(家が大きめ、日差しが明るい)があっても、実際に見つけるまでに現実とのギャップがどれくらいあるかについても、頭の中で補正できるようになってきた。

 さて、検索しているとはいっても、金額的にも事情としても、まだ買えるわけではない。希望は一戸建てであり、いちおうこんな無茶を書いておくが、けっこう譲れない点も多い。

 ○ 1戸建て。隣家と密着はしていない状態で、仮に左右のいずれかが密着していても、南側には空間がある。
 ○ できれば2階建て以上(東京にはやや低い場所に半地下のガレージまたは物置があり、その上のやや高い場所を1階として、さらにその上に2階と名乗るフロアの縦長物件が、けっこうある)
 ○ 生活圏をあまり極端に変えたくないので、できれば慣れている場所から半径1km以内がありがたい。
 ○ 土地は「所有権」
 ○ 築は30年以内、できれば20年くらい。
 ○ 安いとありがたい。
 ○ 階段が危険ではない(歩きやすい、手すりがじゅうぶんにある)

 最後の「階段」は、ゆずれない。物件を見つけて購入を決意するまで(事情が整うまで)に数年以上あるので、いまよりも高齢になっていく。屋内で移動するのがおっくうになるかもしれず、その際にせめて「安全な階段」であってほしいと願う。

 日本の家屋は狭いところにぎゅっとパーツを押しこめるせいか、ホームエレベータを設置している小規模住宅は、あまりないように感じる。何億円もするような大きな住宅か、店舗をしていた住宅兼用の場所でもあれば別かもしれないが、普通はかなり「めずらしい」はずだ。

 だが中高年が家を買ったとして、できればもう引っ越したくないとなれば、危険が差し迫る「前に」、階段の補強またはエレベータの増築が必要になってくる。

 新築のうちから、エレベータ付き物件を作ってもらえたらありがたいのだが、都心に近いあたりでは、価格とスペース的に、難しいのかもしれない。