自家製「レモン牛乳」が美味

 こんなタイトルをつけると栃木県民がざわつくかもしれないが、現在の「関東レモン(通称レモン牛乳)」ではなく、ほんとうに、自家製のレモンシロップと牛乳を混ぜて、ドリンクヨーグルトの一歩手前のように楽しむ「レモン牛乳」である。レモンシロップの量を増やせばどろどろになるが、甘さも増してしまう。どろりとする手前くらいの量で楽しむのがいいだろう。

 作り方は、防かび剤などの心配がないレモン(スーパーなどで必ず表示があるので確認しやすい)を、好きな個数だけよく洗い、いったんキッチンペーパーなどで拭いて、重さを量る。
 きれいな容器(ガラスなど内部が確認しやすいもの)に食品にも使えるアルコールスプレーをして乾かしておき、レモンの重さと同じだけの氷砂糖を用意してから、レモンのスライスをする。

 氷砂糖とレモンを段違いに入れるようにして、最後に、ほんの少しだけブランデー(または何らかの酒)を垂らす。これはおまじないだ。以前に氷砂糖をケチって普通の砂糖を混ぜてしまったら、溶けるのが早すぎて梅が発酵してしまった。氷砂糖だけにしているとはいえ、ねんのために少しだけ、アルコールを垂らす。

 1日数回、軽く揺らす。それでも数日でかなりシロップが出てくるので、しゃかりきになって上下に強く振らなくてもいいと、わたしは思う。そもそもわたしは密封瓶も使っていない。大きめのセラーメイト(チャーミークリア)に入れて、そっと左右に振る程度だ。

 大きめサイズのチャーミークリア(画像は楽天から)

 氷砂糖にはクリスタル(粒が小さめ)と、ロック(大きめ)があって、クリスタルの場合ならば、だいたい10日くらいで溶けて、シロップが飲めるようになる。液体だけを容器に入れて、ねんのため湯煎で熱くしてから冷まし、冷蔵庫に入れる。
(湯煎の温度は…温度計を入れたわけではないが、40℃以上の熱い湯に容器ごと浸けて温めているので、人肌以上の温度になっていることはたしか)

 取り出したレモンは、刻んでパウンドケーキ等に入れるとよいだろうが、量がたくさんある場合には、何らかの工夫が必要かもしれない。

 ちなみに、あまりにこのレモン牛乳が美味しいので、新たに「レモン+ライム」と、「レモン+すだち」を作成中。