ペンを入れてぐるぐる回すと模様が描ける文房具

 子供のころに遊んでいた文房具の正式名称がわからなくて、タイトルのような言葉を入力したらGoogleがいくつか提示してくれた。

○ くるくる定規
○ デザイン定規
○ スピログラフ

 ——このあたりが有名な呼び名らしいが、それ以外にも地域差や商品名由来の別名があるようだ。また、一緒に検索されることが多い「雲形定規」もしくは「カーブ定規」は、わたしには使い方がわからなかった。なにか高度なことをするための定規に思えるが、なんだろう。

 こちらは、くるくる定規。(画像は楽天から)

 こちらは、雲形定規。(画像は楽天から)

 昔の子供というのは、遊びの天才だったのだろう。数回やれば飽きてしまいそうな遊びでも、思い出してはくり返した。

 近所の友達や年の近い家族と、道具がなくても広告の裏の白いところに何か描いては遊んでいたし、ペンがあればできるような何らかの遊びも、いくつかやっていた。たとえばじゃんけんかサイコロなどで進む数を決め、ボールペンをその回数だけ押し倒しながら線を描き、線で囲えた場所が自分の陣地…だっただろうか。意味もわからず「陣地」や「戦争」などの言葉を、よく使っていたものだった。

 いまは広告の裏も白くないだろうし(おそらく)、そもそも紙の新聞を取らないご家庭もあるかもしれず、お子さんたちは何で遊んでいるのだろうか。