匿名配送を体験

 先日のことだが、Yahoo! Japanのトップページで「クーポンがあります」と表示されたので、何気なくクリックしたところ「PayPayフリマで1110円分のクーポンです」という。そこで、200gでメール便配送料金込みのコーヒー(ブルーマウンテン)を、約1000円で購入した。

 そのときはクロネコの配送(ポストに入れるタイプ)だったが、先方は郵便番号程度の情報で、こちらについてもクロネコ側で貼ったであろう住所シールがあったのみ。おそらく発送元はわたしの住所を知らないまま、取引が完了したのだろう。

 そしてその直後、PayPayフリマから「15%引き」というクーポンが来たので、バブ(入浴剤)を各種とりまぜて40個で1400円くらい(クーポンがあるので実質は1200円弱)というものを注文した。今度は日本郵便だったが、そちらも先方の住所詳細などはわからず、おそらくわたしの住所も、日本郵便側が貼ったのであろうシールで到着した。

 これはけっこう、気楽でいい。

 20年くらい前ならば「手渡し」などもオンラインのフリマでは選択肢として存在したが、現在ではそれはちょっと危険すぎる。それにいつも匿名同士ならば、2回目以降は個人間で取引ということもなく、つねにシステムを利用してもらえるわけだから、サービス提供側としても安心なのではないだろうか。